60代からの「黄金の10年」をどう描きますか
定年を迎え、あるいは再雇用という形でキャリアを継続され、かつ「年金」という新しい収入の柱が立ち始める……。
この時期は、まさに人生の「収穫期」であり、同時に新しい「冒険の始まり」でもありますね。
しかし、現役時代には会社任せだった「税金」や「社会保険」が、急に自分自身の問題として立ち塞がってきます。
働きすぎると年金が減るって本当?
確定申告なんてやったことがない
スマホで申告なんて、難しそう……
そんなふうに眉をひそめているあなたに、今日はお伝えしたいことがあります。
2026年の今、確定申告はもはや「面倒な事務作業」ではありません。
自分の資産を守り、還付金を手にし、人生をより軽やかにするための、最高の「知的な遊び」なんです。
「在職老齢年金」の正体を見破り、働き方をデザインする
再雇用で働きながら年金をもらう時、一番の懸念は「年金カット」ですよね。
いわゆる「在職老齢年金」という仕組みです。
2026年の「50万円の壁」をどう考えるか
「月給 + 年金額 > 50万円(支給停止調整額)」となった場合、超えた分の半額が年金から差し引かれます。
「じゃあ、年収を抑えて働こうかな」と考える方も多いのですが、少し立ち止まってみてください。
実は、カットされるのは「老齢厚生年金」の部分だけなんです。
老齢基礎年金(国民年金)は、どれだけ稼いでも1円も減りません。し
かも、再雇用で社会保険に加入し続けて働けば、70歳まで厚生年金保険料を納めることになり、将来もらえる年金額は、退職後に毎年確実に増えていきます。
「今もらう年金を1円も減らさないこと」に固執するより、「トータルの生涯収入を最大化する」という視点を持つ。
この余裕こそが、大人の資産運用だと思いませんか?
【徹底解説】2026年度版・スマホ確定申告(e-Tax)が「簡単」な理由
さて、本題の確定申告です。
「税務署の長い列に並ぶ」時代は、2026年の今、完全に過去のものになりました。
あなたの手元にあるスマートフォン一台で、寝転びながらでも申告は完了します。
なぜ、そこまで簡単になったのでしょうか?
それは「マイナポータル連携」という仕組みが完成したからです。
申告のステップをシミュレーションしてみましょう
- 事前準備
マイナンバーカードとスマートフォンを用意します。 - ログイン
「確定申告書等作成コーナー」にアクセスし、マイナンバーカードをスマホにかざしてログイン。 - 自動取得
2026年の最新機能では、お勤め先の「給与の源泉徴収票」、年金事務所の「公的年金の源泉徴収票」、さらには「ふるさと納税の証明書」や「生命保険・地震保険の控除証明書」が、マイナポータルを通じて自動的に入力画面に反映されます。 - 確認
あなたがやることは、自動で埋まった数字を「ふむふむ」と確認するだけ。 - 送信
最後に送信ボタンを押せば完了です。
いかがですか?
「数字を1枚ずつ打ち込む」という苦行はもう必要ないのです。
忘れてはいけない「節税」の隠し味
確定申告をする最大のメリットは、税金を「取り戻す」ことにあります。特に再雇用世代が見落としがちな控除をいくつか挙げてみましょう。
- 医療費控除(マイナ保険証連携)
2026年は、マイナ保険証を利用していれば、1年間の医療費データが自動集計されます。
ご自身の分だけでなく、生計を一にする配偶者の医療費も合算できます。
通院のための交通費(電車・バス代)もメモしておけば、控除に加えられますよ。 - セルフメディケーション税制
「そこまで医療費はかからなかったな」という方も、ドラッグストアで購入した対象の市販薬(頭痛薬や胃薬など)が年間1万2,000円を超えていれば、所得控除を受けられます。 - 寄附金控除(ふるさと納税)
ワンストップ特例も便利ですが、確定申告をするなら、スマホで数分で手続きが終わります。 - 住宅ローン控除の最終盤
もしローンが残っているなら、これも再雇用後の低い所得税からしっかり還付を受けましょう。
【比較表】紙の申告 vs スマホ(e-Tax)申告
「やっぱり紙の方が安心だ」という方のために、あえて比較をしてみました。2026年の今、どちらがあなたの「余裕」を生み出すか一目瞭然です。
| 項目 | 紙での提出(郵送・持参) | スマホ(e-Tax)申告 |
| 書類の準備 | 源泉徴収票や控除証明書の実物が必要 | マイナポータルからデータ取得。紛失の心配なし |
| 計算ミス | 電卓を叩くため、誤記や漏れが起きやすい | すべて自動計算。入力漏れもAIがチェック |
| 提出時間 | 税務署の開庁時間に合わせるか、郵送 | 24時間、どこからでも送信可能 |
| 還付金の早さ | 約1ヶ月〜1.5ヶ月程度。 | 最短2週間程度。 |
| 過去の記録 | 控えをファイルして保管が必要。 | スマホの中にPDFでずっと保存される。 |
年金の「繰り下げ受給」という究極の選択肢
再雇用で十分な給与がある今、あえて年金を受け取らないという選択肢も検討に値します。これが「年金の繰り下げ」です。
65歳で受け取らずに1ヶ月遅らせるごとに、年金額は0.7%ずつ増えていきます。
たとえば、70歳まで5年間我慢すれば、生涯受け取る年金は42%も増額されます。
2026年のインフレ下において、これほど確実で高利回りの運用商品は他にはありません。
「いつまで元気でいられるかわからないから、早くもらいたい」という気持ちもよく分かります。
でも、もしあなたが100歳まで生きる「長生きリスク」を心配するなら、繰り下げという選択は、未来の自分への最高に知的なプレゼントになるはずです。
結論:賢く稼ぎ、正しく収め、豊かに使う
いかがでしたか? 再雇用という時期は、単なる「余生への序奏」ではありません。
現役時代のスキルを活かし、新しい制度を味方につけ、資産を最適化していく、最高にエキサイティングな「経営」の時期なのです。
「自分の場合、繰り下げ受給をすると将来いくら増える?」
「e-Taxの初期設定、一緒にやってほしい」
「再雇用の給与と年金の最適なバランスは?」
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