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突然始まる介護。そのとき社員と会社を守れるか?介護離職は個人の問題ではない。企業が今、知っておくべきこと

「ヤングケアラー」

2021年の流行語大賞にノミネートされた言葉です。

家族の介護を担う子どもや 若者(18歳未満)が増えていることが背景となり、

当時、中学生の約17人に 1人が「ヤングケアラー」と言われ

「介護=高齢者の問題」ではなく、「子ども・現役世代を含む社会全体の課題」となりました。

介護は、ある日突然始まります。
心の準備も、情報もないまま、
「仕事を続けるか、介護を取るか」という選択を迫られる。
その結果、多くの方が仕事との両立が難しく
介護離職
という道を選んでしまう人が増加している。

これは、働く社員にとっても、企業にとっても、本来ならば避けたい選択です。

目次

介護離職は「個人の問題」ではない

介護離職というと、
「家庭の事情だから仕方がない」
「個人の問題」
と捉えられがちです。

しかし実際には、

  • 経験のある社員が突然いなくなる
  • 採用や教育のコストが再びかかる
  • 職場全体の負担が増える

など、企業にとっても大きな影響があります。

一方で、離職した社員は、

  • 収入が途絶える
  • キャリアが中断される
  • 将来の年金額にも影響が出る

という、長期的なリスクを抱えることになります。

だからこそ、介護離職は
企業と社員、どちらにとっても避けたい問題なのです。

法改正で求められている「企業の関わり」

昨年4月、育児・介護休業法が改定されました。
この改定では、介護に直面する前の段階から、
社員が相談しやすい環境を整えることが、企業に求められています。

つまり、
「介護が始まってから対応する」のではなく、
始まる前に“知っておくこと・話せること”が重要になったのです。

制度があっても、

  • 知られていない
  • 使いづらい
  • 相談しづらい

この状態では、制度は機能しません。

なぜ、多くの人が「辞める」という選択をしてしまうのか

介護離職に至る理由の多くは、
「制度がない」ことよりも、
「知らなかった」「相談できなかった」ことです。

  • どんな支援制度があるのか
  • 仕事を続けながら介護する選択肢があるのか
  • 誰に相談すればいいのか

これらを知らないまま、
一人で抱え込んでしまうケースがとても多いのです。

セミナーで伝えたいのは「辞めない選択肢」

介護離職防止セミナーでお伝えしているのは、
「我慢する方法」ではありません。

  • 介護の全体像
  • 公的制度の基本
  • 仕事と介護を両立するための考え方
  • 家計への影響と備え

を知ることで、
「辞めなくてもいい選択肢がある」と気づいてもらうことです。

知っているだけで、
人は冷静に判断できるようになります。

企業ができるのは「抱え込ませない環境づくり」

介護は、とてもデリケートなテーマです。
だからこそ、社員から声が上がるのを待つのではなく、
企業側から「学ぶ機会」を用意することが重要です。

  • 介護は誰にでも起こりうること
  • 早めに知っておくことで選択肢が増えること
  • 相談していいテーマであること

これを会社として伝えるだけで、
社員の安心感は大きく変わります。

介護離職を防げた企業の一例

ある企業で、介護離職防止セミナーを実施した数か月後のことです。
40代の社員の方が、人事担当者にこう相談されました。

実は、親の介護の話が出始めていて……
仕事を続けられるか不安なんです。

以前であれば、
「迷惑をかけてしまう前に辞めた方がいいのでは」
と、一人で抱え込み、退職を選んでいたかもしれません。

しかしこの方は、セミナーで

  • 介護は突然始まること
  • 仕事を続けながら介護する選択肢があること(介護休暇・休業)
  • 早めに相談することが大切だということ

を知っていました。

そのため、「辞める」ではなく、
「まず相談する」という選択ができたのです。

結果として、

  • 勤務時間の調整
  • 一時的な休業制度の活用
  • 公的介護サービスの併用

といった選択肢を整理し、
仕事を続けながら介護に向き合う体制を整えることができました。

人事担当者の方からは、

「もしセミナーをしていなかったら、
本人から相談が出る前に退職届が出ていたと思う」

という声もありました。

介護離職を防いだ決め手は、特別な制度や多額の費用ではありません。

「介護は相談していいテーマだ」
「辞める以外の選択肢がある」
と、社員が知っていたこと。

そして、それを企業が事前に伝えていたことです。

介護離職防止セミナーは、問題が起きたときの対処法ではなく、
「辞める前に立ち止まれる時間」をつくる取り組み
なのだと、私はこの事例から強く感じています。

よくあるご質問(Q&A)

介護はまだ先の話ですが、今セミナーをする意味はありますか?

介護は「始まってから」では遅いケースが多いためです。
事前に知っているかどうかで、選択肢は大きく変わります。

社員に不安を与えてしまいませんか?

不安を与えるのではなく、「安心できる材料」を提供します。
正しい情報は、不安を減らす力になります。

どんな社員を対象にすればよいですか?

年齢を問わず、全社員対象がおすすめです。
介護は突然始まり、年齢に関係なく直面します。

制度の説明は人事からすれば十分ではありませんか?

制度を「知っている」と「使える」は別です。
制度一覧を配布しても、
・自分が使っていいのか分からない
・どのタイミングで相談すればいいか分からない
・実際の生活や家計にどう影響するかイメージできない
という声は多くあります。
セミナーでは、制度を「自分ごと」として理解し、相談や活用につなげるための視点を補います。

中小企業でも実施する意味はありますか?

むしろ中小企業こそ効果が大きいテーマです。
人数が少ない職場では、一人の介護離職が業務全体に与える影響が大きくなります。
事前に
・介護が起こりうること
・相談していい雰囲気があること
を伝えておくだけで、「突然の退職」を防げる可能性が高まります。
大きな制度や費用をかけなくてもできる対策として、多くの中小企業に選ばれています。

FPによる介護離職防止セミナーのご依頼はこちら

介護は、誰にでも起こりうる身近な問題です。
だからこそ、
社員が一人で抱え込まない環境づくりが大切です。

当事務所では、
介護離職を防ぐための企業向けセミナーを実施しています。
制度の説明だけでなく、
「働き続けるための考え方」を分かりやすくお伝えします。

オンライン・対面どちらも対応可能です。
まずはお気軽にご相談ください。

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